みなさんは看護師と聞くと、どんな仕事を想像しますか?採血や医師のサポート、カルテチェック、患者さんの健康管理など、その仕事内容は多岐にわたります。
では、看護師になるための看護学校ではどんなことを勉強し、どんな実習をしているのでしょうか?
今回は、看護学生が受ける授業や実習について解説します。看護師を目指している方、看護学校の進学を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
看護学校とは
看護学校は、看護師になるために必要な知識や技術を習得するための学校です。
学ぶ科目としては、一般教養科目や基礎医学科目のほかに、看護学科目などがあります。また、実習も主な授業の1つです。実際に病院に出向き研修を受けることで、卒業後すぐに活躍できる人材を目指す目的があります。
看護学校の授業で学ぶこと
ここでは、授業で学ぶ「解剖生物学」「看護技術」「コミュニケーション方法」についてお伝えします。
解剖生理学
解剖生理学は、病気の原因や症状を知るために重要な科目です。
授業では、心臓や血管、神経や筋肉など、体の各部分の役割や関係性を理解し、人間の体の構造や働きについての知識を身に付けます。
看護技術
看護技術では、患者さんのケアを行うために必要な技術を学びます。
血圧や脈拍などの測定方法や、注射や点滴などの処置方法を学校の授業で練習し、実習の際に役立てます。
また、東京にあるこちらの看護学校のように、実際の臨床のシュミレーションや、看護の現場に即した授業を経験ができる学校もあります。
コミュニケーション方法
コミュニケーション方法も学校で学ぶ大切な授業です。
授業では話し方、聞き方、表情などのコミュニケーションで必要な要素を理解したり、ロールプレイなどで実践したりします。患者さんや家族、医師などと円滑な関係を築くために重要な科目です。
実習でやること
実習は「病院実習」と「地域実習」の2つに大きく分類することができます。
病院実習
授業で学んだ知識や技術を活かして、病院で実際に患者さんの身体的・精神的・社会的なニーズに応えます。チーム医療の一員として、他職種と協力して仕事をしたり、患者さんのサポートをしたりします。
病院実習を通して、さまざまな診療科や病棟で経験を積むことができるでしょう。
地域実習
地域実習では、保健所や訪問看護ステーションなどで働く看護師の仕事を見学したり、地域住民の健康相談や健康教育を行ったりします。
また、地域の特性や課題について調査や、地域の資源やネットワークの活用も実習で行う主な作業です。地域実習を通して、地域に根ざした看護のあり方を学べます。
まとめ
今回は、看護学校で行う授業や実習についてお伝えしました。
看護学校では、看護師になるための知識や技術だけでなく、コミュニケーションやチームワークなどのスキルも学べるのです。
また、学校によって学べる範囲や取得できる資格の幅は異なるので、自分の目指す将来に合わせて選んでみてください。