ファッション業界への就職を目指すなら「ITリテラシー」を身に付けましょう

ファッション業界への就職を目指すなら「ITリテラシー」を身に付けましょう

ファッション業界に就職したいと思った時、必要とされるスキルは昔と今とで変わっています。現代のファッション業界では、どのような人材が求められるようになっているのでしょうか?

現代のファッション業界で求められる人材

昔も今も、服飾に対する興味関心や流行を追いかける熱意、創造力などが求められていることに変わりはありません。加えて近年、新たに求められるようになったのは、「ITリテラシー」を持つ人材です。

ITリテラシーとは、IT(情報技術)を使いこなすスキルのことです。具体的には、インターネット上の情報から正しい情報を活用できる能力や、発信できる能力、パソコンやスマートフォンのようなデジタルデバイスを使用する能力などが、ITリテラシーとして挙げられます。

ファッション業界の場合、特に需要があるのはITツールを使いこなせる能力を持つ人材です。

ITリテラシーが重要視される理由

ITリテラシーが重要視されるようになったのは、ファッション業界のEC需要が高まったためです。

2020年に流行した新型コロナウイルス感染症により、人々は外出を控えるようになりました。ファッションアイテムを買う時も、それまでのように店舗に行くのではなく、インターネットを使い、ECサイトを通して購入する方が増えます。

そんなECサイトを使った消費者が感じたのは、「試着できない不安」です。ファッションアイテム、特にトップスやボトムスなどは、身に付けて使用するもの。試着をしてから購入する方が多いでしょう。

以前はECサイト上では、試着ができないのが当たり前でした。試着ができないことで消費者を逃がすことがないよう、導入された工夫の1つがデジタルファッションの技術を用いたECサイトでの試着でした。デジタルファッション技術が発展したことで、これまで難しかった自分の体型に合わせた試着が、ECサイトでできるようになりました。

ECサイトの需要は、今後も上がり続けることが予想されます。デジタルファッション技術に通じるITリテラシーも、いっそう重要視されるようになるでしょう。

服飾系の学校でITリテラシーが身に付くのか

服のデザイン画

ここで、1つの疑問が生まれます。ファッション業界への就職を目指す場合、多くの方は服飾系の学校に進学します。服飾系の学校で、ITリテラシーは身に付くのでしょうか?

ITリテラシーを習得できるかは、学校次第です。近年の流れを受けて、服飾系の学校でもITリテラシーの習得に繋がる授業を展開している場合があります。ITリテラシーよりワンランク上のデジタル技術を習得できる学校もあります。

国際ファッション専門職大学は、デジタルテクノロジーを活用したクリエイションを学べる服飾系の大学です。最先端のデジタルテクノロジーを融合させた、新しい仕組みを作れる人材を目指すことができます。日本はもちろん、世界中のファッション業界を牽引する存在になるのも夢ではありません。

ファッション業界に就職して活躍したい。そんな方は、将来を見据えた教育がされている国際ファッション専門職大学への進学を検討してみてはいかがでしょうか?